投票に必要な情報として考えました

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国際連合と世界連邦(地球連邦)との違い
冷戦の終わりと国際的無政府状態の終わり
軍隊は戦争目的から福祉等の目的へ移行


国際連合と世界連邦(地球連邦)との違い---------目次へ

実際に世界連邦の骨組みを考えるのは皆さん自身です。
しかし、私の推測(ひとつの案)ではこうです。 世界連邦には
世界連邦議会(地球市民が選んだ代表による議会)、
世界連邦政府(世界連邦議会の選任による行政執行機関)、
世界連邦裁判所(世界連邦政府と議会の選任、承認による裁判所)、
などから成ると思います。今の日本と同じ感じだと思います。

未来の人から見ると今の時代は、国際的無政府状態、混沌とした世界
と言う言葉が的確だと思います。
日本史の戦国時代を思い出して下さい。無政府状態で、混沌とした状態です。
国際連盟や国際連合の様に、戦国大名が集まって戦争なしの話合いで
仲良くやりましょうと一度は決めて、会合を持つようにして
軍縮と平和ムードが高まったとしても、ちょっとしたきっかけで、
軍拡、戦乱へとつながっていきました。 それは、各大名が兵隊を
持っていたからです。
なぜ、もつ必要があるかは、自分の領民を守る為でした。

今、インドが核実験を実施したのは、インド国民を守る為でした。
パキスタンが核実験を結局、実施したのも、パキスタン人民を
守る必要があるからです。 実際、インドが中国か、パキスタンに攻撃されても
国連はインドを守らないし、そんな決議も難しいと思います。たぶん、中国が
拒否権を出せば、インドを助ける為に国連軍は結成されないからです。
今の時代は、戦国時代と変わらない国際的無政府状態なのです。

この国際的無政府状態が世界連邦政府の設立で終わりになるのです。
今の日本の状態が、世界的規模になると考えれば良いと思います。
日本の各都道府県には軍隊がありません。 それは、ある殺人目的の宗教団体が
あっても、日本国の警察、警察だけで無理な時は、自衛隊が出動して、
各都道府県民を守ってくれるからです。

多くの知識人は、国際的無政府状態は良くないと、知っているので第2次
世界大戦後、世界連邦運動が起きました。 しかし、アメリカ、ソ連の
冷戦の前に非常に小さくなりました。 私はその運動についてよく知りません。
ただ、現実のニュースを聞くたびに世界連邦は夢ごとの様に思われるのは、
私だけではないと思います。


冷戦の終わりと国際的無政府状態の終わり---------目次へ

1989年頃、ベルリンの壁はその壁を越える為に多くの人が死んだ冷戦の
象徴でした。  そのころ、日本に住んでいる誰もが、ベルリンの壁が
無くなるのに100年以上かかると思っていました。また100年たっても
無理とも思っていました。
ところが、テレビの電波には国境が無い為、西側の繁栄が東側にも受信され、
東側との貧富の差が東側の国民に明らかになってしまいました。
そのことが東側の国の人々を西側への国外逃亡に走らせ、結局、
共産国家体制の崩壊につながりました。

最初、あまりに小さなきっかけで始まったので西側の誰もが、何が
起き始めたのか、よく分かりませんでした。 東側の国民にテレビが
なくて、西側の状態が分からなければ、こんなことは起きなかったのですが、
東側も、国の科学技術力を上げる為、テレビなどの各家庭普及はやむえな
かったのです。NHKがこのあたりのドキュメントを再び放映される事を願います。

通信の発達は今、インターネットと言うものを、もたらしました。
中国でさえも、国民の科学技術力を上げるため、インターネットの普及に
国家をあげて全力で進めています。  

このネットの発達は、近所の友達より、外国の友達の方が友達と言う感じを
生み出したり、隣の県のことより、アメリカ、オーストラリアの方の
天気や出来事の方がよく分かると言う不思議な状態を作り出しています。
電車で行ける所より、海の向こうのことの方が考える事が多くなると
言う事になってきました。子供の世界では、既に国境線が無くなって
いて、多くの大人も、英語がある程度できれば、または翻訳機があれば、
同じことを感じる様に成りました。

私が、国際的無政府状態の終わりが近いと感じたのは、この為です。
誰もが連鎖反応が始まるまではそんなの不可能だと思います。
冷戦の終わりも、そうだった様に、市民の意識が変わってきて、誰かが
ちょっとしたきっかけを、作ると連鎖反応的に、変わり始めます。

その変わり方は、平和的に起きると思います。
冷戦の終わりの時には、一部悲劇がありましたが、それはその時まで、
行った独裁的支配者の個人的犯罪によるもので、残念に思います。

しかし、こんどの変革には、その様なことは、たぶん無いと思います。
それは、世界のほとんどの国が、民主主義だからです。
世界連邦に移行した時に世界連邦の議員に選ばれるのも、今とほとんど
同じ政治家達になるので、平和的に法律手続きに基づいて移行すると思います。
だから、この投票所の主宰者が子供になったのです。

今、この移行に必要なのは、ちょっとしたきっかけだと思います。
この投票所の存在により、マスコミが正式に電話意識調査を
始めれば、国際的無政府状態を終わりにする連鎖反応が始まると思います。
ちょうど、1989年の冷戦の終わりの時の様に。


軍隊は戦争目的から福祉等の目的へ移行---------目次へ

国際連合から世界連邦に移行した場合、現在、世界中で使われている
各国の軍事費および人員は、たぶん10分の1または、それ以下で
十分になると思います。 残り10分の9は人、金ともにNGOや、
経済基盤整備(橋、道路、環境対策事業、通信網整備、教育設備整備)等、
に使われます。 人類には、その為の膨大な金と人手があるのです。

国際連合から、世界連邦に国際法等に基づいて、正式手順を踏んで、
平和的に移行できれば、膨大な軍事費と人の無駄を無くす事が出来るのです。

マスコミの電話意識調査には、お金が掛かります。
それをするだけの価値と裏付けが無ければ、マスコミも、国も特に日本の
総理大臣でさえもこの移行手続きへの提案さえも出来ません。
国際連合もそうです。 

EUへの移行、世界の環境問題等が国際連携でしか解決できない状態になり、
世界中の人々は、共同体で協力してしか生きられないと、特に知識人は考えて
います。 既に地球市民意識は多くの人に十分存在すると思います。
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